ブーランジェ(パン職人)の働き方を解説!
2025 年 6 月 9 日 | コラム
ブーランジェとは?
「ブーランジェ」はフランス語で、「パン職人」を意味する言葉です。
パンやバゲット、クロワッサンなどを作る職人を指します。
ブーランジェの仕事内容は?
ブーランジェは、パンの製造を中心に、材料の準備から仕上げ、時には販売や商品開発まで多岐にわたります。ここでは、主な仕事内容をご紹介します。
1. 生地作り(仕込み)
- ・小麦粉、水、塩、イーストなどを使って生地をこねる。フランスパン、食パン、デニッシュなど、種類によって配合を変える。
- ・低温発酵や中種法など、発酵方法もパンにより異なる。
2. 発酵の管理
- ・一次発酵・二次発酵のタイミングと温度・湿度を見極める。
- ・「パンの出来は発酵で決まる」と言われるほど重要な工程!
3. 分割・丸め・成形
- ・発酵させた生地を、パンの大きさに分けて成形する。
- ・形や焼き色は、おいしさと見た目の要となる。
4. 焼成(パンを焼く)
- ・各パンに合わせた温度・時間・蒸気量で焼く。
- ・石窯・コンベクションオーブン・デッキオーブンなど、焼き方の違いも重要。
5. 仕上げ・陳列
- ・クープ(切れ目)を入れたり、粉を振るなど、最後の仕上げを行う。
- ・焼き上がったパンを冷まし、販売用に並べる。
他にも、職場によっては以下の業務があります。
- ・材料の在庫管理
- ・接客・販売補助
- ・新商品開発
- ・清掃・衛生管理
などなど・・
ブーランジェの一日の流れ(例:街のパン屋)
4:00 出勤・仕込み開始
- ・生地の分割、丸め、成形、発酵、焼成の準備を行う。
- ・前日の夜から低温発酵させた生地をオーブンに入れ始める。
6:00 焼成ピーク
- ・クロワッサン、デニッシュ、総菜パン、菓子パンなどを次々に焼いていく。
- ・焼き上がったパンを冷ましつつ、陳列用に並べる。
- ・店舗がオープンするまでに焼き上げる。
8:00 店舗オープン
- ・焼き立てパンを補充しながら、お客様の動きに応じて次の仕込みを調整する。
- ・忙しい朝の時間帯は、販売スタッフとの連携が重要!
10:00 追加仕込み/片付け
- ・売れ行きを見ながら、昼用・午後用のパンを追加で焼く。
- ・午前で退勤するスタッフは、機材や作業場の清掃、明日の仕込み準備を行う。
14:00~15:00 早番退勤
- ・早番の人はこの時間帯に終了。遅番の人は、午後の販売補助や翌日の仕込みを続ける。
ブーランジェの一日の流れ(例:ホテルブーランジェ)
2:00 出勤・仕込み開始
- ・早番の場合、ホテルの朝食に間に合わせるためかなり早朝からのスタートになることも。
- ・食パン、クロワッサン、ブリオッシュ、ロールパンなどの生地を成形・焼成。
4:00 焼成ピーク
- ・ビュッフェで提供するため、焼き立てパンを次々と仕上げる。
- ・焼けたパンは専用ワゴンでレストランへ運ぶ。
7:00 朝食提供スタート
- ・レストランやラウンジにパンを補充する。
- ・追加で焼くパンや、焼き直しの指示にも対応する。
9:00 昼・ディナー用パンの準備
- ・サンドイッチ用のバンズ、ハンバーガー用バンズ、ディナーロールなど。
- ・スイーツやペストリー部門と連携することもある。
11:00 片付け/翌日の仕込み
- ・使用した道具や作業場の清掃を行う。
- ・翌日の発酵用生地を仕込むこともある。
13:00~14:00 早番退勤
- ・遅番は午後や夕方からの宴会・イベント用の仕込みを行う。
まとめ
いかがでしたか?ブーランジェは朝が早かったり、体力が必要な仕事ですが、自分が作ったパンで誰かが笑顔になる、とてもやりがいのある職業です。パンが好きな方にはピッタリなお仕事!
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