【2026年最新】調理師の年収はいくら?勤務先別給与と年収アップの方法
2026 年 11 月 5 日 | コラム・Topics・調理師科

調理師として働くうえで、実際の年収がどのくらいなのか気になっている方もいるでしょう。調理師の年収は、勤務先や経験、役職によって差があります。また、収入を増やす方法もさまざまです。
本記事では、調理師の平均年収から勤務先別・条件別の違い、年収を上げる方法まで紹介します。調理師を目指す方や、年収アップを考えている方は、ぜひ参考にしてください。
調理師の平均年収は約379万円
厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査によると、飲食物調理従事者の平均年収は約379万円です。平均月収が28万6,600円、年間賞与その他特別給与額が35万1,600円で、あわせて年収換算すると379万800円になります。なお、この調査で扱う飲食物調理従事者には、調理師免許を持たない調理員なども含まれています。
調理師の初任給
令和7年賃金構造基本統計調査における飲食物調理従事者の19歳以下の平均月収は、22万8,400円です。ただし、19歳以下には新卒以外も含まれるため、調理師の平均初任給として断定はできません。
10代の見習い期間中は、調理補助などの業務から始めるケースも多く、比較的低めの給与になる傾向があります。ただし、経験や技術を身につけていくと、昇給やキャリアアップも期待できます。
調理師のボーナス
令和7年賃金構造基本統計調査によると、飲食物調理従事者の年間賞与その他特別給与額は、平均35万1,600円です。この金額は、1年間に支給された賞与や特別給与の合計額で、1回あたりのボーナス額ではありません。
賞与の有無や支給回数、金額は勤務先によって異なります。また、この統計にも調理師免許を持たない調理員などが含まれているため、平均値の目安として捉えておきましょう。
年収1,000万円を目指せるケースもある
調理師の平均年収は約379万円ですが、キャリアによっては年収1,000万円以上を目指せるケースもあります。たとえば、総料理長やオーナーシェフとして店を持つ、複数店舗を経営するといった道が挙げられます。誰でも到達できる水準ではありませんが、経験や実力を積み重ねることで高収入も目指せる仕事です。
調理師の年収は条件によって異なる
飲食物調理従事者の平均年収は約379万円ですが、実際の年収は企業規模や年代、性別、雇用形態などの条件によっても差があります。ここでは、条件別の年収の違いを詳しく紹介します。
企業規模による調理師の年収の違い
令和7年賃金構造基本統計調査における、飲食物調理従事者の企業規模別の給与は以下のとおりです。
【企業規模別の年収・月収・賞与】
| 企業規模 | 平均月収 | 年間賞与 | 年間換算 |
| 10〜99人 | 27万8,000円 | 28万5,000円 | 362万1,000円 |
| 100〜999人 | 28万7,600円 | 39万600円 | 384万1,800円 |
| 1,000人以上 | 29万5,000円 | 38万7,200円 | 392万7,200円 |
1,000人以上の企業がもっとも平均年収が高く、10〜99人との差は約30万円です。月収だけでなく賞与にも差があり、企業規模による給与差が読み取れます。ただし、給与は役職や勤務先などによっても変わります。
年代による調理師の年収の違い
令和7年賃金構造基本統計調査における、飲食物調理従事者の年代別の給与は以下のとおりです。
【年代別の年収・月収・賞与】
| 年齢 | 平均月収 | 年間賞与 | 年間換算 |
| 20〜24歳 | 24万7,600円 | 18万6,400円 | 315万7,600円 |
| 30〜34歳 | 28万8,300円 | 37万7,100円 | 383万6,700円 |
| 45〜49歳 | 32万8,200円 | 45万7,800円 | 439万6,200円 |
| 50〜54歳 | 30万9,100円 | 45万4,100円 | 416万3,300円 |
| 60〜64歳 | 27万1,200円 | 30万1,200円 | 355万5,600円 |
20代から40代にかけて平均年収は上昇し、45〜49歳の約440万円がピークとなります。50代以降は徐々に低下し、60歳を過ぎると下がり幅が大きくなる傾向です。
男女による調理師の年収の違い
令和7年賃金構造基本統計調査における、飲食物調理従事者の男女別の給与は以下のとおりです。
【男女別の年収・月収・賞与】
| 性別 | 平均月収 | 年間賞与 | 年間換算 |
| 男性 | 32万7,500円 | 40万900円 | 433万900円 |
| 女性 | 23万7,500円 | 29万2,400円 | 314万2,400円 |
| 男女計 | 28万6,600円 | 35万1,600円 | 379万800円 |
男性と女性の平均年収には約119万円の差があります。ただし、平均勤続年数が男性10.1年、女性は8.2年と異なるほか、労働時間にも差があります。単純な性別の違いではなく、勤続年数や働き方など複数の条件が関係している点は押さえておきましょう。
雇用形態による調理師の年収の違い
求人サイトのデータによると、調理師の雇用形態別の給与水準は以下のとおりです。
【雇用形態別の給与水準】
| 雇用形態 | 平均給与 |
| 正社員 | 年収388万円 |
| アルバイト・パート | 時給1,316円 |
| 派遣社員 | 時給1,373円 |
正社員は年収、アルバイト・パートや派遣社員は時給で募集されることが多く、単純な金額比較はできません。派遣社員の時給はアルバイト・パートより高い傾向がありますが、実際の年収は勤務日数や労働時間によっても変わります。自分の働き方や生活スタイルにあわせて、雇用形態を選ぶことが大切です。
調理師の年収は勤務先によっても異なる
調理師の給与条件は、ホテルやレストラン、病院、給食施設、チェーン店など勤務先によって異なります。ここでは、それぞれの勤務先ごとの給与水準や収入の傾向を紹介します。
ホテル・高級レストランは比較的年収が高い傾向
ホテルや高級レストランでは、経験を積んだ調理師や料理長などの上位職を対象に、比較的高い給与を提示する求人が多く見られます。
たとえばホテルの料理長候補では、想定年収600万〜800万円の求人もあります。高級レストランでも、月給30万〜50万円ほどの求人が確認できます。いずれも、和食や高級料理などの調理経験が3年以上必要とされたり、副料理長などのマネジメント経験が歓迎されたりするケースが一般的です。
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病院・給食施設・チェーン店は収入が安定しやすい
病院や給食施設、チェーン店の調理職では、月給制の正社員募集が多く、収入の見通しを立てやすい環境が整っています。
多くの職場で、昇給が年1回、賞与が年2回といった制度が設けられています。加えて、社会保険や退職金制度、資格手当や住宅手当などの福利厚生も整備されている傾向です。給与額そのものが高いというよりも、給与体系や制度が明確で、長く働きやすい環境が整っている点が特徴です。
個人店は経営状況によって年収に差が出やすい
個人経営の飲食店では、店舗ごとに給与や賞与、手当などの条件が大きく異なります。全国共通の給与体系があるわけではなく、店舗の売上や規模、経営状況によって収入水準に差が生まれやすいためです。
実際の求人を見ても、月給には28万円台から50万円前後まで幅があります。業態や客単価、店舗規模によって、給与条件はさまざまです。個人店への就職を検討する際は、月給だけでなく、賞与や昇給制度、各種手当、休日などの条件を確認しておくことが大切です。
調理師の年収を上げる方法
調理師の年収は、経験や役職、勤務先、働き方によって差があります。ここでは、年収アップにつながる代表的な4つの方法を紹介します。
技術を磨きキャリアアップする
調理経験を積んで技術や知識を高めていくと、副料理長や料理長、総料理長といったポジションを目指せます。料理長クラスでは、調理に加えてメニュー開発や原価管理、スタッフの教育、シフト管理まで担います。責任の範囲が広がるぶん、料理長や総料理長では年収600万円を超える求人も見られます。
ただし、役職に就くだけで年収が上がるわけではありません。信頼を積み重ねながら、任される役割を少しずつ広げていくことが大切です。
専門知識や資格を身につけて活躍の場を広げる
調理技術に加えて専門的な資格を取得することも、年収アップにつながる方法の一つです。代表的なのが、専門調理師・調理技能士です。調理技術技能評価試験に合格すると、厚生労働大臣から称号が与えられ、高い技術を持つ調理師として評価されやすくなります。
また、飲食店を営業する施設では食品衛生責任者の選任が必要ですが、調理師免許を持っていればそのまま食品衛生責任者を務めることができます。専門性を示せる資格を持っていると任される役割が増え、年収を伸ばせる可能性が広がります。
給与水準の高い職場へ転職する
勤務先によって給与水準に差があるため、経験を積んだうえで条件のよい職場へ転職することも年収アップの選択肢です。企業規模や勤務先の種類によって、平均年収には違いが出やすい傾向があります。ホテルや高級レストランでは、料理長など経験者向けに高い給与を提示する求人も少なくありません。
転職を検討する際は、基本給だけで判断せず、賞与や昇給制度、各種手当、福利厚生まで総合的に確認しましょう。勤務時間や休日など、働き方の条件もあわせて比較することが大切です。
独立・開業に挑戦する
調理技術と経験を積んだあとに、自分の店を持ってオーナーシェフとして独立する道もあります。独立すると、雇用される調理師とは収入の仕組みが変わります。店舗の売上や経費によって自身の収入が決まるため、経営が軌道に乗れば大幅な年収アップにつながるでしょう。
開業には、調理技術だけでなく、資金計画や経営知識、営業許可の手続きなども欠かせません。独立を目指す場合は、専門学校で調理の基礎から幅広く学び、早い段階から準備を始めておくと安心です。
調理師を目指すなら専門学校で学ぶのがおすすめ
調理師を目指す方法の一つに、調理師養成施設で学ぶルートがあります。専門学校では、調理技術だけでなく、栄養や食品衛生、食文化など、調理師に必要な知識を体系的に学べます。ここでは、専門学校で学ぶメリットを2つ紹介します。
実践的な知識や調理技術を体系的に学べる
調理師養成施設では、調理技術と関連する知識を体系的に学べます。現場で働きながら技術を身につける方法もありますが、基本を一つひとつ整理しながら覚えていくのは簡単ではありません。専門学校では、食材の下処理から調理器具の扱い、盛り付けまで、調理工程全体の基本技術を実習で繰り返し身につけられます。
健康や栄養、食品衛生、食文化なども座学で学べるため、調理師として必要な力を効率よく伸ばしていけるでしょう。
調理師免許の取得や就職活動をサポートしてもらえる
専門学校の強みは、調理師免許の取得と就職活動の両方をサポートしてもらえる点です。
養成施設ルートで学べば、調理師試験を受けずに免許を申請できるため、独学で試験対策をする必要がありません。在学中に必要な知識と技術を身につけながら、計画的に免許取得を目指せます。
さらに、多くの専門学校では、担任やキャリアセンターを通して就職相談や求人紹介、面接対策などのサポートを受けられます。
実際に調理師科でサポート体制が充実している専門学校の例として、東京ベルエポック製菓調理専門学校があります。東京ベルエポック製菓調理専門学校の調理師科でも、免許取得から就職まで安心して取り組める環境が整っています。
調理師の年収に関するよくある質問
調理師の年収について、進路や仕事を考える際によく寄せられる質問と回答をまとめました。
調理師免許を取得すると年収は上がりますか?
調理師免許を取得しただけで、必ず年収が上がるとは限りません。ただし、免許が応募条件や評価対象になる求人もあるため、就職先の選択肢が広がります。また、実務経験を積むことで、専門調理師・調理技能士などの上位資格を目指す道も開けます。年収は資格の有無だけでなく、経験や役職、勤務先など複数の条件によって決まります。
調理師は経験を積むと年収は上がりますか?
経験を積めば必ず年収が上がるとは限りませんが、経験を活かして収入を伸ばせる可能性はあります。賃金構造基本統計調査でも、飲食物調理従事者の平均年収は若年層から40代にかけて上昇し、45〜49歳で約440万円でピークです副料理長や料理長などの役職を目指したり、給与水準の高い職場へ転職したり、専門資格を取得したりすることが収入アップにつながります。
調理師は将来性のある仕事ですか?
調理師は、将来性のある仕事といえます。飲食店だけでなく、学校や保育園、病院、高齢者施設など、食事を提供する現場は幅広くあり、今後も一定の需要が見込まれるためです。AIやロボットによる省人化が進む一方で、対面接客や状況に応じた工夫など、人にしか担えない役割は残ります。技術や知識を高め続けることで、将来の選択肢をさらに広げられるでしょう。
調理師を目指すなら東京ベルエポック製菓調理専門学校へ
調理師を目指すなら、東京ベルエポック製菓調理専門学校がおすすめです。同校の調理師科には、以下のような強みがあります。
- 昼間2年制で調理師免許が取得できる
- 4つのジャンルの料理を幅広く学べる
- 業界と連携した実践的な授業が受けられる
- 一人ひとりに合わせた就職サポート
調理師科では、和・洋・中・製菓の4分野を幅広く学べるため、就職やキャリアの選択肢を広く持てます。授業では、業界の第一線で活躍するプロによる実習や、ホテルやレストランと連携した企画にも取り組み、現場に近い環境で技術を身につけていけます。
学校の雰囲気や授業を体感してみたい方は、ぜひオープンキャンパスに足を運んでみてください。
まとめ
厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査によると、飲食物調理従事者の平均年収は約379万円です。ただし、実際の年収は勤務先や企業規模、年代、雇用形態などの条件によって差があり、経験や役職によっても変わります。
年収を伸ばしていくには、調理技術を磨いて上位の役職を目指す方法や、専門資格の取得、給与水準の高い職場への転職、独立・開業などの選択肢があります。まずは自分がどのような働き方をしたいのかを考えたうえで、目標に向けたキャリアプランを立ててみましょう。
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